ジェンダーギャップ指数120位
現役首相として、産休を取得したり、パンデミック下でSNSでラフなスウェット姿を見せて、私もみなさんと同じ一人の働く女性であり、ひとりの母親です、と国民に語りかけ、新たな女性リーダー像として世界が注文するNZアーダーン首相が来日。岸田総理と首脳会談。
オーセンティックで、柔らかなあり方と、差別や暴力、不均衡に対する毅然とした態度。
ジェンダーギャップ指数120位の日本が学ぶべきところがたくさんあります。
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政治家としての姿勢については、同じく女性で首相を務めたヘレン・クラーク氏のもとで1年間働いたり、経験豊かな女性国会議員らから学んだりしたものだと紹介。
「私が得た最も重要な教訓は、最高の政治家でありながらも、子どもや家族とのつながりを維持することに焦点を当て続けることだ」とし、「私のキャリアのあらゆる段階で、誰かが私に機会を与えてくれていた」と振り返った。
世界経済フォーラム(WEF)の昨年の男女格差報告書では、NZが156カ国中4位だったのに対し、日本は120位だった。
アーダーン氏は女性が活躍できる社会を築くには、リーダーたちが「女性を抜擢(ばってき)し、前に踏み出せるようにすることが大切だ。若い女性が自信を持てるようになるまで続けなければならない」と話した。