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公益社団法人 会社役員育成機構 BDTI ロールプレイ研修終了

自分の学びも継続的に続けています。

日本のコーポレートガバナンスコードを提唱した、ニコラス・ベネシュさんが代表理事を務める、公益社団法人 会社役員育成機構 BDTIの上級コース、ロールプレイ研修を終了しました。私は理事を務めています。

BDTIでは、日本企業のガバナンス向上のため、質の高い役員研修を数多く提供しています。

私は、初級編のガバナンス塾、中級編の社外取塾を昨年終了しており、上級編のロールプレイコースを今回終了しました!

ロールプレイコースは、すべての社外取締役にぜひご受講おすすめしたい、実践的なコースです。

実際の取締役会を想定したロールプレイを、実在する日本企業の不祥事や有事の際の社外取締役/取締役当事者として、運営します。

人権デューデリジェンス、敵対的TOB、会長による社長の突然の更迭など、どれも、実際に起こった実在するケース。

有事の際は、往々にして、事が起きるのは突然。
事が起きてから、社外取締役として、取締役会として、対応し決議を行うまで、充分な時間の猶予がないことがほとんどです。

その状況下で、取締役それぞれに、さまざまな思惑やバックグラウンドがある中、「あなたはどうする?」「どうやって、フィデューシャル・デューティを果たす?」を問われるのが、この研修です。

学びになったのは、本来の自分とは異なる主張、異なる立場の取締役を演じたことで、「相手の靴を履く」経験が出来たこと。

例えば、私が演じたのは、入社以来30年以上この会社一筋で会社のNo.2まで上り詰めた取締役。会社の売上のコア事業の事業部を長年牽引してきたので、この会社はこの事業部が稼いでいるという自負もある。

その人の靴を履いて議論に参加すると、本来、取締役は、会社の経営全般を俯瞰して議論すべき身でありながら、一事業部の本部長クラスの視座で、主張をしたくなる。そして、それが、会社の為だと、本心で信じて疑わない。会社のために、良かれと思って発言しているということが、よくわかったのです。

ほかにも、前任者に指名された社長、自分の社会的名声を優先して言うべきことを言わない社外取締役など、様々なロールが割り振られ、参加者のみなさんからも、多くの気づきが共有されました。

そして、参加した社外取締役のみなさんと語り合ったのは、「いかに社外取締役が大事な仕事であるか。いかに難しい仕事であるか。」ということです。

知識や専門性だけでなく、どれだけの「修羅場経験」を乗り越えてきたか。
「胆力」が必要な仕事でもあり、また、「誠実さ」や「使命感」「自分の良心にどれだけ忠実でいられるか」も、大事な素養だと思います。

講師のベネシュさん、市川さんはじめ、すべての理事が社外取締役当事者でもあるBDTIならではの、リアルで活きた学びの宝庫でした。

BDTIのロールプレイ研修は、経験豊富な社外取締役の方にも、新任の方にも、とてもおすすめです!


 

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