農林水産省の次世代幹部育成研修
農林水産省の次世代幹部育成研修。
近い将来幹部として、農林水産省をリードしていく課長補佐級のリーダー達が、唯一、ヒューマンスキルやマネジメントスキルを学ぶのがこの研修です。
今年は、高尾の研修所での開催が再開。3年ぶりのリアル研修です。
幹部候補ですから、みなさん優秀。
ただ、今年、明らかに違ったのは、パンデミックを経験し、今の時代に求められるリーダー像についての解像度が最初から高かったこと。
研修冒頭に私が出した
「現代のリーダーに求められる資質とは？」
という問いに対して、出てきた意見は
・前例・失敗にとらわれない
・トライ&エラーを歓迎する
・挑戦へのコストを下げる
・民間との連携
・ビジョンを示し、巻き込む力
問いかけて、すぐ、スッと出てきた意見がこちらです。
スタート地点がこれならば、と、最初から、より本質的な議論を深められたことは、言うまでもありません。
ときどき、役所は…と批判する人を見ますが、こういう方は、たいてい、昔のイメージのまま、現実を知らないんだろうなぁと。
時代はすでに変わっています。
私は、グローバルリーディングカンパニーも、日本の上場企業も、霞ヶ関も、リーダー達のトレーニングをしていますが、決して、霞ヶ関の彼らが劣っているとは思いません。
むしろ、真面目で誠実な分、きちんと学んだ後の飛躍が速い。
学ぶ前と学んだ後で、自分のスタンスを180度変えられる、自己変革力が一番高いのは、霞ヶ関の彼らではないかと思うほどです。
余分なプライドで成長を鈍化させる人が少ないことが、霞ヶ関のリーダー達の優れた点だと思います。
社会の変革期、どのセクターのリーダーも、自分を磨き、自分を高め、世の中をより良いところにしていくために、その優秀な頭脳をフルに使ってほしい。
その為に、日々、リーダー達と向き合っています。
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