今年度、野村不動産パートナーズ様、社長肝入りのプロジェクトとして取り組んでいる女性リーダーのスポンサーシッププログラム。

優秀な女性リーダー9名が選抜され、彼女達を次のレベルに引き上げるため研修や、役員によるスポンサーシップ制度を伴走型で構築・展開しています。

この日は、女性リーダー達に、キャリアデザインの研修を実施しました。

弊社では、必ず、女性リーダー育成の最初のステップとして、このキャリアデザインの考え方をレクチャーしています。

すでに経験を積んできて、キャリアがある程度構築されている女性には、いまさらキャリアに関するセッションなんて必要ないと思われるかもしれませんが、そこには明確な理由があります。

今、日本市場で会社から高く評価され、このような選抜型のプログラムにアサインされる少数精鋭の優秀な女性リーダー達の大半が、自分の昇進には興味がないケースが多い。

その彼女達が、なぜ、このプロジェクトにコミットし、何をドライバーに目を見張るほどの成果を上げていくかというと「後進のため」。

自分の利益のためではなく、より上位の目的のもと、自分の人生とキャリアを使って、会社を変えようとしている彼女達の潔さ、コミットメントの高さは、清々しいほどです。

そんな彼女達の想いが痛いほどわかるからこそ、私は、あえて、彼女達自身の人生にとって、このオポチューニティを意味あるものにするための時間をとても重要視しています。

自己犠牲的に成果を出していくのではなく、社会的な成功と内から満たされる充足感を同時に実現できるように。

それが会社にとっても、後進の女性達にとっても、本質的な成功になると定義しているからです。　

このキャリアデザイン研修では、経験を積んできた彼女達だからこそ、ただ、会社からの期待に応えて、次の女性達のために道を切り拓くという使命感だけで、昇進していくのではなく、一度立ち止まり、自分のキャリアを主体的に創っていく、そのための時間を提供しています。

ですから、内省する機会でもあり、あらためて自分のこれからを考え、言語化し、人生の主導権をあらためて手元に取り戻す機会でもあります。

今回も、自分の強みや弱みを因数分解したり、人生において重要なものを明確化したり、自分の人生を俯瞰して、未来を描きバックキャストしたりと、会社を変え、未来を創り出していくリーダーとしての歩みを始める、前段階の土台をしっかり整えました。

マインドと思考が揃えば、この先は強いです。ブレない軸が自分の中に構築されるから。

人をリードするには、まず自分から。

引き続き、伴走しながら、みなさんの成長と飛躍を応援していきます！