農林水産省での幹部研修
高尾の農林水産省の研修所で、幹部研修に登壇いたしました。
今日のテーマは「現代のリーダーに求められるファシリテーションとコミュニケーション」。
変化の激しい、不確実性の高いVUCA時代のリーダーだからこそ、トップダウン型ではなく、自分とは異なるバックグラウンドを持つ、多様な人材の力を引き出し、合意形成し、一つの方角へと導くためのコミュニケーション力が求められます。
そのために、ファシリテーションは非常に役立つスキルです。
この研修では、ティーチング(指示・命令型)とコーチング(問いかけ型)の使い分け、メリットデメリットを紹介し、その上で、1対多の関係性において、どのようにファシリテートするのかを具体的にシミュレーションして、身につけていただきました。
受講者の皆さんたちが、部下の立場だった頃には、年功序列、長時間同じ職場で仕事をともにする中で、年長者の持つ暗黙知が、部下や後輩へと移転されやすい環境がありました。
そんな環境に加え、「仕事は見て盗め」と、上司が部下に仕事を教えるのではなく、部下自らが必死で掴み取ってきた方が大半です。
ですから、今、私が教えている内容は、ほとんどの受講生にとって、まったく初めての内容になります。
自分が経験したことのない関わり方を、自分の部下にする必要があるというのは、難易度の高いものです。
しかし、今は時代の変化の過渡期。
現代のリーダーに求められるものは、大きいのです。
その重要性を理解されているリーダー達だからこそ、短時間で、本質を学び取ることができるのです。
みなさんの真摯な眼差し、学びに対する真剣な姿勢、部下を思う気持ち、農林水産省の未来を自分たちが担っていくのだという使命感。
そこに応え、みなさんが責務を果たし、結果を出していけるよう、武器となるツールをお渡しするのが我々の役目です。
みなさんの今後より一層のご活躍を心より祈念致しております。
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